章末演習(ダイアトニックコードと定番進行)

第5章「ダイアトニックコードと定番進行」の総仕上げです。ここまでに学んだ ダイアトニックコード(C メジャーで I=C・ii=Dm・iii=Em・IV=F・V=G・vi=Am・vii°=Bdim)・ 度数表記(I〜VII、大文字=メジャー/小文字=マイナー/vii°=ディミニッシュ)・ トニック/サブドミナント/ドミナントという機能・定番進行(I–V–vi–IV など) を、 3つの演習で確かめます。読んで分かったつもりでも、度数と実音を対応させたり、進行を 耳で聴き分けたりする段になると意外とあいまいだった、という発見があるはずです。 間違えても大丈夫。解説を読みながら前の2つのレッスンに戻って確かめれば、それで 十分に理解は定着します。

この章末演習は次の3部構成です。

  1. 選択式クイズ … ダイアトニックコードの種類・度数表記・機能・定番進行の実音を確認します(知識の確認)。
  2. 聴き分けクイズ … 鳴らした定番進行を聴いて、度数表記でどの進行かを当てます(耳の確認)。
  3. 作ってみる課題 … I・IV・V・vi のコードを1つずつ聴きながら度数で定番進行を組み立て、模範解答と聴き比べます(制作の確認)。

1. 選択式クイズ:度数・機能・定番進行を確かめる

まずは、第5章で導入した内容を選択式で確認しましょう。各問とも、解答すると正誤と 日本語の解説が表示されます。全問正解を目指してください。設問はそれぞれ、 **「ダイアトニックコードと度数表記」**と **「定番のコード進行」**のレッスンに対応しています。

2. 聴き分けクイズ:定番進行を度数で当てる

次は耳で確かめます。下の再生ボタンを押すと、ある 定番進行 がループで鳴り、 いま鳴っているコードがハイライトされます。それぞれのコードの響きと、進行全体の 流れ に注目して、これが度数表記でどの進行かを当ててください。選択肢は、前の レッスンで学んだ3つの定番進行の度数表記です。

3. 作ってみる課題:I・IV・V・vi で定番進行を組み立てる

最後は、自分で定番進行を組み立ててみましょう。下に、C メジャーのダイアトニック コードのうち I(C)・IV(F)・V(G)・vi(Am) の4つを、1つずつ鳴らせる 「コードのパレット」を用意しました。それぞれを聴いて、明るい I、変化の IV、緊張の V、 少し切ない vi という響きと度数を結びつけてください。課題は、この4つのコードを 頭のなかで度数で並べ替えて、自分なりの定番進行を1つ組み立ててみる ことです。 組み立てたら、ExerciseBlock模範解答 ボタンで、お手本の進行(I–vi–IV–V)を 聴き、自分が考えた並びと聴き比べてみましょう。

この章のまとめと理論編の修了

おつかれさまでした。これで第5章「ダイアトニックコードと定番進行」、そして理論編 全体が修了です。ここでは、スケール音だけを積み重ねて作る7つの ダイアトニックコード(C メジャーで C / Dm / Em / F / G / Am / Bdim)、それらを 主音を I とするローマ数字で表す 度数表記(I〜VII)、コードが進行のなかで担う 機能(トニック・サブドミナント・ドミナント)、そしてそれらを響きのよい順に 並べた 定番進行(I–V–vi–IV / ii–V–I / I–vi–IV–V) を学び、最後に I・IV・V・vi で 自分の進行を組み立て、模範解答と聴き比べました。リズム・音の高さ・スケール・ コード、そしてコード進行 — 作曲の土台となる音楽理論がひととおりそろいました。 ここで身につけた 度数表記コードの機能 は、このあとの楽器編・ ソングライティング編でも共通の言葉として使い続けます。