学習の進め方
ようこそ。このコースは、音楽の経験がまったくない方が、自分のパソコン(DAW)で 1曲を形にできるようになるための 土台づくり を目的にしています。その第一歩が、 ここから始まる 理論編 です。難しい記号や暗記から入るのではなく、音を実際に 鳴らし、触って確かめながら、作曲に必要な考え方を少しずつ身につけていきます。
このコースのゴールと到達点
最終的なゴールは「DAW で1曲を作れるようになること」です。そのために必要な 音楽の共通言語を、理論編で先に手に入れておきます。理論編を終えるころには、 次のことができるようになっています。
- リズムを拍で数え、テンポやビートのしくみが分かる
- 鍵盤の上で音の高さ(音名・オクターブ)をたどれる
- スケールとキーを手がかりに、曲の「調」をつかめる
- コードを構成音から理解し、コード名を読める
- 定番のコード進行を聴き分け、自分で組み立てる入り口に立てる
ここで学ぶ内容は、このあとに続く楽器編やソングライティング編の 前提 に なります。焦らず、各章を順番に進めていけば大丈夫です。
章の進め方
理論編は、イントロ(このレッスン)に続いて、次の5つの章で構成されています。 上から順に、前の章で学んだことを土台にして次へ進む並びになっています。
- リズムと拍 — 拍・拍子・テンポ・音価
- 音の高さと鍵盤 — 音名・オクターブ・半音/全音
- スケールとキー — メジャー/マイナースケールと調
- コードの成り立ち — 三和音・セブンスコードとコード名
- ダイアトニックコードと定番進行 — 度数表記と定番のコード進行
各章の終わりには 演習レッスン があり、その章で学んだことをクイズや 「作ってみる課題」で確かめられます。分からなくなったら、前の章に戻って 聴き直して構いません。読み物としてではなく、何度も音を鳴らして体に なじませるのがコツです。
このコースの学習サイクル:読む → 聴く・触る → 演習で確かめる
各レッスンは、次の3ステップを1セットとして進みます。
- 読む — 本文で概念をつかむ。新しい用語はその場で説明します。
- 部品で聴く・触る — 本文のすぐ下に置かれた再生部品で、いま読んだ 音を実際に鳴らしたり、鍵盤やグリッドを触って確かめたりします。
- 演習で確かめる — 章末の演習で、聴き分けクイズや作ってみる課題に 取り組み、理解できているかを自分でチェックします。
再生部品の使い方
このコースには、音を鳴らしたり、鍵盤やリズムのグリッドを操作したりできる 再生部品 がレッスンの中に埋め込まれています。使い方はとても簡単で、 部品の中にある 再生ボタンを押すと音が鳴る だけです。
ブラウザは、ユーザーが操作する前に勝手に音を出さないしくみになっています。 そのため、最初の音は あなたが再生ボタンを押した操作をきっかけ に鳴ります。 ページを開いただけでは音は出ません。まずは下の部品の再生ボタンを押して、 コードの響きを聴いてみましょう。
4つのコードが順番に鳴れば成功です。いまは「こういう部品で音を確かめながら 進める」ということが分かれば十分で、コードの中身は第4章でくわしく学びます。
iOS Safari など「音を出す前の注意」について
スマートフォン、とくに iPhone / iPad の Safari では、音が出しっぱなしに ならないよう、ブラウザ側の制約がより厳しくなっています。そのため再生部品が、 音を出すための案内メッセージ を表示することがあります(上の部品でも、 環境によっては表示されます)。
これはエラーや故障ではありません。次のような意味です。
- 音は、あなたが画面を操作したことを きっかけ(ユーザー操作) にして 初めて鳴らせます。案内に従って再生ボタンなどを押せば音が出ます。
- iPhone / iPad では本体側面の 消音(サイレント)スイッチ がオンだと、 操作しても音が聞こえないことがあります。音が出ないときは、まず消音が 解除されているかと、音量を確認してください。
五線譜は補助、主役はコード名・鍵盤・グリッド
「楽譜が読めないと作曲できないのでは」と心配する必要はありません。 このコースでは 五線譜(楽譜)はあくまで補助 です。譜面に慣れている方の ために併記することはありますが、読めなくても先へ進めます。
代わりに、このコースで主役になるのは次の3つの表示です。どれも、音を 直感的に・目で見て分かる形にしたものです。
- コード名 —
CやAmのような、コードを文字で表した名前。 - 鍵盤(キーボード) — 音の高さを横並びの鍵で示し、クリックで鳴らせる表示。
- グリッド — リズムをマス目で表し、どのマスで音を鳴らすかを示す表示。
五線譜が読めるかどうかではなく、コード名・鍵盤・グリッドを手がかりに、 音を聴いて確かめられること を大切にしてください。それでは、第1章 「リズムと拍」から始めましょう。