自分で組んでみる
役割(キック=土台・スネア=バックビート・ハイハット=刻み)と、定番の8ビートを 聴いてきました。いよいよ 自分でパターンを組む 番です。このレッスンでは、 基本の8ビートを土台に編集を体験したあと、その型を崩して表情を付ける 変形 の発想を学びます。
まずは触ってみる
下の DrumSequencer は 編集できます。マス目をクリックすると、そのステップの オン/オフが切り替わります。最初は前章と同じ 基本の8ビート が入っているので、 これを出発点にして、自由にいじってみましょう。共通題材と同じ 90 BPM で 再生できます。
試しに、次のような変更をしてみてください。
- ハイハットのマスをいくつか消して、刻みに「すき間」を作る。
- キックを1拍目・3拍目以外の表拍裏(たとえば3拍目の裏)にも足してみる。
- スネアの位置を動かして、バックビートが崩れるとどう聞こえるかを確かめる。
編集したら再生して、土台(キック)・バックビート(スネア)・刻み(ハイハット)の バランスがどう変わるかを耳で確かめます。やりすぎて分からなくなったら、基本の 8ビート(キック表拍・スネア2/4・ハイハット8分)に戻す のが基本です。
変形①:刻みを細かくする(16ビート)
基本の8ビートに少しの変化を加えるだけで、印象は大きく変わります。もっとも 手軽な変形が 刻みの細分化 です。キックとスネアの骨格はそのままに、ハイハットの 解像度を 8分から16分へ倍 にすると、同じテンポでも忙しく前のめりな質感になります。 これがいわゆる 16ビート です。
下のプレーヤーで、細分化した刻みを聴いてみましょう(聴くための表示です)。キックと スネアの位置は基本の8ビートと同じで、ハイハットだけが2倍細かくなっているのが 分かります。
変形②:フィルを入れる
もう一つの定番の変形が フィル(おかず) です。フィルとは、小節の区切りや くり返しの繋ぎ目に入れる短い装飾のこと。ふだん刻んでいるハイハットを一旦やめて、 スネアなどを細かく連打し、次の小節へ向かう 起伏 を作ります。
下のプレーヤーは、前半3拍は基本ビート、最終拍(4拍目)でハイハットを止めて スネアを16分で連打 する小さなフィルです。ループの繋ぎ目に「タタタタ」という 盛り上がりが入ることで、同じくり返しでも単調さが消えるのが分かります。
まとめ:型を出発点に、少しだけ崩す
ドラムを書くときの基本は、定番の8ビートを土台に置き、そこから少しだけ崩す ことです。刻みを細分化して密度を上げる、繋ぎ目にフィルを入れて起伏を作る—— どちらも、土台(キック)とバックビート(スネア)という骨格は保ったまま、刻みの 部分で表情を付けています。上の編集できるシーケンサーに戻って、いま学んだ2つの 変形を、自分のパターンにも取り入れてみましょう。