強弱(ベロシティ)の基礎

第21章へようこそ。 テーマは「ノリ」です。同じ音の並びでも、演奏が上手い人と 打ち込みの初心者では聴こえ方がまるで違う — その差の正体の多くは、強弱 (ベロシティ)リズムの置き方 にあります。このレッスンではまず強弱から 始めます。

ベタ打ちと強弱つきを聴き比べる

まったく同じ音並び の8分音符フレーズを2つ用意しました。1つめは全部の音が 同じ強さの ベタ打ち です。

2つめは、表拍(1・2・3・4拍の頭)を強く、裏拍を弱く した強弱つきです。

音の高さも長さも同じなのに、後者には 拍の重心 が生まれ、フレーズが 「歩き出す」のが分かるはずです。これが強弱の力です。

エディタで強弱を触ってみる

メロディエディタには 「強さ」(強・中・弱)がつきました。選択モード で音を 選ぶと、ツールバーに「強さ」が現れます。下のグリッドにはさっきのフレーズが ベタ打ちで置いてあります。裏拍(2・4・6・8マス目)を「弱」にして、再生で 違いを確かめてみてください。強さはマーカーの大きさでも見分けられます。

まとめ

  • ノリの第一要素は 強弱。同じ音並びでも重心が生まれるだけで音楽的になる
  • 出発点は 表拍強・裏拍弱。まずこれで「歩く」フレーズを作る
  • エディタの 強さ(強・中・弱) は選択モードから。和音は列ごとに同じ強さ

次のレッスンでは、この原則をわざと崩してノリを作る、シンコペーションと ゴーストノートを学びます。